キムタッキー。振出しに戻る。

キムタッキーはこれまで、Youtubeの動画をそのままコピーして始まってから、味気なさから衣にも味付け強めたり、漬込む時間調整してみたり、様々な試行錯誤を重ねて現在までに至ります。あまりの味のしなささに作業に携わった従業員に確認してみた。「衣に味付けたのは最後の方で、今回は最初の様に衣には味付けてない。」との事。振出しに戻ってた。ケンタッキー・フライド・チキンのコピーとして美味しい。とか、ちゃんと味するよ。とかと比較して、ここまで様々なアレンジを加えて、やっと辿り着いたキムタッキーと比較して味がしない木村店長は抗癌剤の副作用で味がしないわけではないようで少し安心した。でも、木村店長は少し怖くなった。味覚というものは時間と同じく、どれだけあるか。ではなく、その人がどう感じるか。が重要だ。待ち時間が長いとのクレームを解消したのは、エレベーターのスピードでもどう動くかでもなく、扉の前に鏡を置くだけで待つ人の気をそらすだけの事だったり。木村店長が今まで通りの物を用意しても、サンミート木村が昔と比べて落ちぶれた。とか、評判を聞いて買ってみたけど、がっかりした。とか。言われかねない世の中だ。情報化社会は便利な反面、恐ろしさも潜んでなくもない。負けねぇよ。

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