入学準備。

退院して久々の家族の時間で、突然ケージローが言い出した、「とうさん。小学校の卒業式は一緒に行こうね。」っていう謎の約束。ケージローは本能的に木村店長がもう、あまり長くはないと察したのかもしれない。でもな。ケージロー。残念ながら父さんは、無敵だ。そうだ。死なねんだ。だけど、いつ死んでもいいくらい後悔しない様に生きるけどな。自衛官の頃、こいつだけはいつか絶対ぶん殴るって決めたイラつく奴が隣のロッカーだったけど、自衛隊退職する時、そんな事しなくて本当に良かったって思った。だけど、今となったらイラついたこと思い出しては行動に移さなかったことを悔やんでるよ。思い立ったらすぐにやれ。どっちみち後悔するらしいぞ。

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