木村店長のお守り。

木村店長は過去に2回、記録的な1日の売り上げを上げた。
その時に配られた大入り袋はいつも財布の中に入れて、
常に挑む心を忘れない様に心掛けている。

今年は日取りも天気も良くて、店横で長万部やきとり焼いたし、
ゴールデンウィーク終わった頃から新商品を用意して、
夏にはヒット商品に成長させたり、
やれる事全部やった。
でも過去の記録には及ばなかった。
悔しいし残念だけど、大切なのは挑み続ける心と、
これで良い。って言葉を存在させない向上心。
普段、ナナコが有れば生活できる木村店長が、
札幌で社長連中と飲んでかっこ悪い事できない会計の時に、
現金が無くて焦りまくった結果、大入り袋の存在を思い出して、

最低でも5,000円、あわよくば1万円の

茶色い札が入っているだろう大入り袋を
すがる思いで開けた時に千円札1枚しか入ってなかった時の
絶望感ったらなかったよ。
大入り袋を渡された時に当時の専務が言ってた
「大入り渡すことに意味があるんだ。」
の本当の意味を叩き付けられた瞬間だった。