水曜恒例

専務と店番な水曜日は決まって甘太郎食堂の出前さ。

ハーフサイズのはずな半チャーハン付けたけど、
普通サイズと違いが分からない。

小さい頃から食べてきた長万部町民のソウルフードを母親と食べながらつくづく思う。
僕は間違えなく、この土地でこの人から生まれて、この人に育てられた。

BOTAマスはいつの日か僕に教えてくれた。
「今、木村店長が居るのは、どうあがいても親のお蔭なんだよ。」
育てられて当たり前な日本では、大人になれた幸せに
なかなか気が付かないかもしれないけど、
どれだけ文句があろうと今生きて居られるのは悔しいけど親のお蔭。
理屈は分かっていたけど、BOTAマスの言葉を魂で感じ取ったような気がした水曜の昼飯だった。